「買い物に行ったり料理を作ったりするだけでも大変なのに献立で頭を悩ませたくない……」こんなふうに毎日の献立作りにうんざりしていませんか?
そんな方におすすめしたいのが献立のルーティン化です。ルーティン献立のメリットや献立例などを紹介します。
ルーティン献立のメリット
1週間分の献立を考えておき繰り返し作るルーティン献立には、いろいろなメリットがあります。
毎日献立を考える必要がなくなる
献立を考えるだけでも10分以上かかることもあります。メイン料理と副菜の組み合わせを考えたり、冷蔵庫の食材だけで献立を考えたりするのは大変ですよね。
家事や仕事の合間に作る料理を決めても、いざ作ろうとしたとき「あの材料がなかった!」なんてことも……。それに「今日は何作ろう?」って毎日献立を考えるのは面倒です。
休みの日に1週間分の献立を考えておけば、仕事で遅くなった日でもすぐ料理を作れます。
買い物の回数を減らせる
1週間分の献立を考えておけば、必要な食材をまとめて買えるので、スーパーに行く回数を減らせます。
さらに、あまり買い物しなくなると、まったりする時間や趣味に使える時間が増えます。
食費の節約に繋がる
ルーティン献立は、食費の節約にもつながります。
スーパーに行くと「お買い得品や広告の品を見つけて、ついつい買ってしまう」ことがよくあるからです。
スーパーに行かなければ、余計なものを買わずに済むので、自然と食費が減ります。
ルーティン献立の考え方を管理栄養士がアドバイス
晩ご飯に、バランスよく野菜を食べられるようなルーティン献立の考え方を管理栄養士のUさんから教えてもらいました!
献立作成者:管理栄養士のUさん
病態別の献立作成や厨房業務、栄養ケアマネジメントなどの経験者。
メイン料理は、肉・魚・卵・豆腐と飽きのこないように考えましょう。いろいろな食材からたんぱく質を摂取できるように食材を変えることが大切です。副菜は、不足しがちな野菜を補えるように2品付けるのがおすすめです。
汁物は栄養素を丸ごと摂取でき、作り置きもできるので、味噌汁やスープを作りましょう。味噌汁やスープなど汁物に野菜を入れると簡単、かつ効率的に摂取できるので、特に副菜を毎日作るのが大変な方におすすめです。
私が考えたルーティン献立
管理栄養士さんからのアドバイスを参考にして、ルーティン献立を考えてみました。
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | 日曜日 |
照り焼きチキン キャベツたっぷりサラダ かぼちゃのゴマ味噌和え ほうれん草と油揚げのみそ汁 | 鮭のホイル焼き きんぴらごぼう 小松菜と油揚げの煮びたし 豚汁 | 豚の生姜焼き きゅうりの酢の物 ひじきの煮物 ナスと玉ねぎのみそ汁 | ブリ大根 れんこんの甘酢炒め オクラ納豆 えのきとわかめのみそ汁 | から揚げ ポテトサラダ ほうれん草のお浸し 豆腐とわかめのみそ汁 | ギョーザ チヂミ もやしナムル わかめの中華スープ | 天ぷら 大根と水菜のサラダ ナスの煮物 なめこ汁 |
曜日別じゃなく、食材別に考えるのもおすすめ。例えば鶏肉なら、から揚げ・照り焼きチキン・クリームシチューの中から作るイメージです。3〜5つほど考えておくと献立が楽になります。
ルーティン献立を続けるコツ
ルーティン献立は楽ですが、飽きることもあります。そこで、飽きずに続けるコツを3つ紹介します。
適度に手を抜く
毎日料理を作るのはしんどいので、適度に手を抜きましょう。週に1回は外食をして息抜きすることも大切です。
料理を用意する日でも、全部自分で作る必要はありません。メインだけ作って、副菜は惣菜や冷凍食品にすればいいのです。
特におすすめなのは、コンビニのおかずです。美味しい商品がたくさんありますし、日持ちするので便利です。
味付けや食材を変える
味付けや食材を少し変えるだけで別料理になります。
- 照り焼きチキン→チキンのトマト煮
- きんぴらごぼう→マヨサラダ
- もやしのナムル→キャベツのナムル
献立の順番を変える
その日の気分によって献立の順番を変えましょう。肉料理の日でも、気にせず魚料理の献立にするのもアリです。
こんなふうにルーティン献立にこだわり過ぎないようにしましょう。
さいごに
ルーティン献立は、自分の生活スタイルに合わせて考えることが大切です。自分や家族の好きな料理、すぐに作れる簡単な料理などを取り入れましょう。